看護師のダブルライセンスの効果とは?

看護師のライセンス(資格)は、国家資格ですから、それだけでも十分な資格です。しかし、医療関係の資格を組み合わせたダブルライセンスで、更に効果的になることもあります。

ここでいう効果とは、

  • 給料のアップ
  • 転職の決まりやすさ

など今すぐ役立たなくても将来的に役立つことが多く、とっておいて損はないといえるでしょう。

看護師のダブルライセンス一覧

学校の教室

  • ケアマネージャー
  • 臨床工学技士(透析室)
  • 循環器専門ナース(循環器)
  • 内視鏡技師(内視鏡室)
  • 救急救命士(救急センター)
  • 医薬品販売専門資格

以下にそれぞれのダブルライセンスの概要を記載しています。

尚、ここではプロフェッショナル資格である「認定・専門看護師」は除外しております。認定看護師および専門看護師について知りたい方は「看護師のスペシャリストへの道」をご覧ください。

ケアマネージャー

ケアマネージャーの資格は看護師との相性が抜群です。
ケアマネージャーとしての仕事を行いながら、必要に応じて看護業務もできるということになりますので施設側にはかなり重宝されます。

ケアマネージャーは多くの施設で手当があります。
そのため看護師よりも高給になることも実は多いのです。

将来的に病院から施設への転職を視野にいれるなら目指してみると良いでしょう。

ケアマネージャーは通信講座で勉強ができる資格ですので、通学を必要としないことから取りやすい資格になります。

循環器専門ナース

心臓循環器疾患のエキスパート資格です。
心筋梗塞、脳卒中、狭心症など循環器系の知識と臨床技術を持っていることを証明する資格になります。

検査の見方や触診・聴診・視診、フィジカルアセスメントなど様々な面で役立つでしょう。また、ご自身が経験されていない疾患の症例なども勉強するため視野も広がります。

ICU、循環器、脳神経外科、消化器内科など様々な職場の看護師が取得していて損のない資格になります。

臨床工学技士

透析室で勤務するのであれば、臨床工学技士の資格を取ると効果的です。

規模の大きい病院の透析室や透析専門クリニックでは、穿刺や返血を除けば役割分担がされていることも多いと思います。

看護師
シャント観察、透析中の観察、フットケアなど
臨床工学技士
機械の操作、確認、管理など

つまり、両方が出来ると職場としては非常に貴重な存在となります。
シフトも組みやすくなりますし、将来的な室長候補にもなりやすいのではないでしょうか?

内視鏡技師

消化器内科や胃腸科、肛門科に勤務しているなら「内視鏡技師」の資格を取得すると業務の幅が広がります。

病院によっては内視鏡検査の専門として内視鏡センターや内視鏡室を設置するところもあります。

患者さんのケアだけでなく、機器のメンテナンス、内視鏡器具の操作、検体の提出処理などが行えます。

内視鏡の経験が豊富であることを証明するものですので、高待遇で採用してもらえる可能性が広がります。

救急救命士

ドラマの影響なのか「救命」を希望する新人看護師は多いですよね?

救急救命士の資格は難関資格ではありませんが、取得までのハードルがいくつもあります。(試験の合格率は約80%と高い)

しかし、看護師が救急救命士の資格を取得しても院内で活かせる場面はありません。

転職前提(救急救命士の職場はほとんどが消防署で地方公務員になります)で取得を目指すことになります。

どうしても救命で働きたいという人や看護師経験を生かして転職先に消防署を選ぶ人向けの資格になります。

医薬品販売専門資格

2015年から実務経験が撤廃されたので、どなたでも受験が可能になっています。

医薬品販売専門資格は、病院内で役立つ資格ではありません。
救急救命士と同様に看護師を辞めて転職したい人向けの資格になります。

薬剤師の資格をとるのは現実的に不可能ですが、医薬品販売専門資格なら看護師の経験を多少は活かすことができます。

第一分類に種別される薬は扱うことが出来ませんが、約9割を占める第二・第三類に分類される薬の知識の幅は広がりますし、ドラッグストア等で活かすことも可能です。

上記の他にも終末期医療に接する中で鍼灸師の資格をとったという方もいます。

ダブルライセンスはメリットだらけ

ダブルライセンスを取得することはメリットしかありません。

一番のメリットは「自分の知識が増える」ことで、看護ケアに役立つという部分ですが、その他にもメリットはあります。

以下にダブルライセンスを取得するメリットを挙げていきます。

給与アップ

一つが資格取得による給与アップです。
病院の給与制度によっては資格に対して奨励金を出しているところもあります。

また、転職時にはより高待遇での条件提示を受けることもあります。

転職に有利になる

資格があることで勉強熱心である証明になります。
採用するなら勉強熱心であることはプラス要因に働くことは間違いありません。

それに加えて病院以外の転職にも役立ちます。
例えば、ケアマネの資格があれば福祉施設や訪問介護への転職が容易になります。

希望部署への配属

給与アップ、将来への投資の他にも希望部署への配属が叶うこともあります。

例えば、透析の仕事をしたければ、臨床工学技士の資格を取得してアピールするなどです。

希望する部署に役立ちそうなダブルライセンスを取ることで自分のやりたい科に対するアピールポイントになります。

ダブルライセンスの取得方法

さて、ダブルライセンスの説明をしてきましたが、ではどうやって取得をすれば良いのか?という問題もあります。

忙しすぎる病院であれば仕事と自宅の行き帰りになる方も多いでしょう。やはり資格を取るには苦労は必要になりますが、その価値は非常にあると言えます。

通信講座や独学

資格の中には通信講座で学べる資格もあります。
例えばケアマネはユーキャンの通信講座がありますし、関連書籍で独学という方法もあります。

通学の必要性がないため働きながらの資格取得という面では手軽といえます。

他にも医薬品販売専門資格も通信講座があるので、病院から抜けだして他の世界をみたいという人には良いと思います。

院内の教育制度の利用

取得費用や通学が必要な場合は院内の教育制度を使用しましょう。

例えば、循環器専門ナースは全8日間の研修(大阪)を受ける必要がありますし、認定・専門看護師になると場所もそうですし費用も最低でも100万円は必要です。

そのためまずはご自身の病院に教育制度があるかを確認しましょう。
制度がないなら制度のある病院へキャリアアップするというのも看護師人生を充実させる手段です。

取得費用や学費を援助する教育制度が整っている病院はいくらでもあります。

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