ICUの仕事内容

ICUは集中治療を行う場所であり呼び名は同じでも病院によって機能が異なります。

院外、院内の患者が入室するICUもあれば、循環器専門のICUや脳卒中専門のICUなど様々なICUが存在するのです。

しかし、病院によってICUの機能は違っていても、ICUに入室しているほとんどの患者は重症度や緊急度が高く危機的状況にあります。

そのため看護師は侵襲をうけている患者の生体防御反応や治療効果の観察を集中的に行って早期発見をするとともに、早急に治療ができるように対応します。

ICUに入室している患者は全身状態が悪いことが多く、人工呼吸器や補助循環などの様々な医療機器を使用する機会が多いです。

その管理・観察を行うのも看護師の重要な仕事になります。その他、危機的状況にある患者を取り巻く人々にも身体的・精神的負担が生じるため、状態をアセスメントし介入する必要があります。

1日の仕事の流れ

以下は現役のICU看護師の1日のスケジュールです。

時間 仕事内容
8時30分~ 夜勤看護師から日勤看護師へ申し送り、患者観察
9時00分~ 医師の処置介助
10時00分~ 清潔ケア(清拭、シャンプー、足浴など)、体位交換、患者観察
11時20分~ 経管栄養
11時30分~ 休憩(他看護師へ受け持ち患者を申し送る)
12時30分~ 他看護師から申し送りをうけて患者を預かる、患者観察、体位交換
15時00分~ リハビリ、患者観察、体位交換
16時00分~ 夜勤看護師へ申し送り

この間に点滴作成・管理も行い、観察は適宜行います。
状態が悪かったり術直後だったりする場合は、医師の診療介助メインになることが多いですし、身体を動かしても循環や呼吸に影響がなければ、リハビリをどんどん取り入れます。

ICU看護師は辞めたい人が多い?

ICUは重患と接する職場ですから仕事内容も精神的にも体力が必要な職場です。

その上、同僚同士の人間関係もキツく感じることがあるため辞めたいと考える人が多いことも事実です。

ICU看護師の性格がキツくなる理由

急性期病棟にいる看護師は性格がきつくなる傾向にあります。その理由はICUという他の科とは異なる特殊な状況があるからです。

ICUでは特に重症な患者が多いため、やんわりと発言せずに率直に自分の意見をいう必要性が多く、言葉がきつく感じることもあります。

人によっては言われたことで傷つくこともあるかもしれませんし、働きにくいと感じる人もいるかも知れません。

ですが、チームで患者を回復にもっていったときに、チームワークが生まれて関係性も築けるようになります。

そうなると看護師同士が阿吽の呼吸で動けるようになりますし、一体感も生まれて働きやすくなります。

ICUで身につく看護スキル

ICUで働く看護師は急変対応能力や全身のアセスメント能力が身に付きます。

また、重症な患者だけではなく、危機的心理状況にある患者家族と接する機会が多いため、コミュニケーション能力も身に付きます。

ICUでは多職種が介入する必要があるため、他の職種の役割も十分に把握しなければなりません。そのため必然的にチームの一員として患者を中心に連携をとることができるようになります。

ICUの経験は他の科でも活かせる

ICUでは全身を統合してアセスメントができるようになる必要があります。そのため他の科に行っても必ず役立ちます。

また、急変対応も慣れていることが多いため、急性期病院においては非常に重宝される存在です。

仮にICUを辞めても異動先で素早く対応することができますし、ICU看護師主体で異動先の科や転職先で勉強会などを開くことも可能といえます。

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