看護師の平均ボーナス支給額

賞与の計算

厚生労働省では毎年「賃金構造基本統計調査」をおこなっております。

これは日本にある職業の賃金(給料)に関する情報を集計し、誰でも閲覧できるよう公表しているデータです。

平成24年の統計データでは看護師の年間賞与の平均金額は786,900円です。看護師の平均月給が326,900円ですから約2.5カ月分が支給されていることになります。

ちなみに、全職種(129)の平均額は約55万円ですので約1.5倍近く高いことが分かります。

看護師のボーナスには特徴があり25歳を境に急激にアップしていきます。

20~24歳が約490万円であるのに対して25~29歳は748万円、その後徐々に増えていき50~54歳になると100万円以上になります。

あなたのボーナス支給額と比較すると如何でしょうか?

ボーナスが高い看護師求人とは?

求人票をみているとボーナスが異常なまでに高いことがあります。

大学病院や大規模な病院ですと、多いことは確かにあります。その他の小中規模でも高いことがあります。

病院の規模は問わずボーナスが高い求人に簡単に飛びつかず冷静に調査をする必要があります。

なぜならボーナスの金額が高いことには、ちょっとしらカラクリがある可能性が高いからです。

このカラクリが当てはまると、退職金や残業の割増賃金にも影響をすることがあります。

ボーナスの一般的な計算方法

給与で最も大事な項目は基本給と呼ばれるものです。ボーナスはこの基本給を元に計算がされます。

基本給とは月給ではありません。ある病院の月給の内訳をみていきましょう。

  • 基本給
    給与の基本部分でボーナスや退職金の計算に使用されることが多いです。
  • 役職手当
    主任、副師長(婦長)、師長、部長、局長など各役職の責任の度合いによって支給する手当です。
  • 住宅手当
    主に世帯主に支給される住宅に必要な費用の手当です。
  • 家族手当
    配偶者や子供など扶養者がいる場合に支給する手当です。
  • 通勤手当
    通勤に必要となる費用に対して支給する手当です。
  • 資格手当
    病院で規定された対象資格(例えば専門看護師や認定看護師など)に対して支給する手当です。

全てが合算されて総支給額○○円となります。月給といえば一般的にこの総支給額であることが多くなります。

さて、ボーナスで重要なこと、それは表記の方法にあります。

具体的にいうとボーナスの”支給月数”の表記はあてにならず、金額でみなければ全くもって参考にならないのです。

例えば、賞与3.5ヶ月分と表記されいると「ボーナスが高い!」と判断しがちです。

しかし、基本給ベースでボーナスを計算すると、基本給が安ければボーナスは必然的に高くなるのです。

基本給
120,000円
役割手当
80,000円
経歴給加算手当
50,000円
住宅手当
40,000円
資格手当
30,000円
総支給額
320,000円

このような給与制度(内訳)になるとボーナスの支給額は月数でみると高くなります。

上記の例に平均賞与額(785,900円)に当てはめると6.6ヶ月分になります。

ボーナスは実態調査がカギ

基本給を賞与や退職金のベースに設定していると、これらの支給を低くおさえることができます。

内情を知らなければ、良さそうにみてても実は一般的とか平均より安いということは少なくありません。

あとは非常に少ないと思いますが、残業単価が基本給になっていないか?も念のため確認をしておくべきです。

そうなると残業をさせられても、とんでもない安さになります。

ボーナスの支給が高いなと感じたら、必ず基本給を確認するようにしましょう。

これは病院ではなく一般企業の話になりますが、ボーナスを年3回として「いいな!」と思わせる企業もあるそうです。

基本給が安いと病院には様々なメリットがでてきます。働く看護師さんにとっては”デメリット”が多いことがあります。

  • 賞与額が少なくても高くみえる
  • 退職金の支払いが少なくできる

この2つが基本給が低いことによって実現できますので、実態の把握は必ず行うようにしましょう。

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